1/8ページ目 「くぁああ…」 欠伸をしつつ髪に飛んで来るのは今歩いている桜の並木道で満開となった桜の花びらである。それを払いつつ朔夜は周囲を見渡す 「制服が……2種類あるな…」 朔夜が歩いて行く中でやはり女子の比率が圧倒的に多いのだが、女子のみ制服が梓色の物と藍色の物が確認出来る。因みに男子の制服は朔夜の着ている紺色に近いブレザータイプのみである 「どうなってんだ?」 不思議に思った朔夜は規則が書かれた生徒手帳をブレザーの内ポケットから取り出し開くと歩きながら読むそこには『美術科は共通制服であり、普通科は女子のみな為に制服を分ける』掻い摘まんで説明するとその様な事が書かれていた 「なるほど…」 朔夜が納得し生徒手帳を閉じた次の瞬間… 「ちーこーくーすーるー!!」 濃い水色の様な色の髪の女子が物凄い速さで走り抜けて行った 「………早くも面白い奴を発見」 そう呟き朔夜は歩きながら手帳を取り出し今の事を書き込んで行くその朔夜が通り過ぎる桜並木の一つには桜を見つめるポニーテールで眼鏡を掛けた女子が居たり何も咲いていないイチョウの木に自分で作ったらしい桜の枝を貼り付けている少女の姿もあるのだった…… [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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