恐怖の調理実習〜対象的な二人〜
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そして現在──









手を洗い黙々と実習の準備をする影山であったが、内心穏やかではない。








僕は…無事にこの実習を終わらせることが出来るのだろうか…?









料理では信じられない程の破壊力を発揮する黒主優姫。
実習に参加するかどうかさえ疑わしい錐生零。







これ以上最悪な組合せがあるだろうか?
いや、断じてない!!









「委員長、顔色が悪いわ」

「わっ、若葉くん…」









いつの間にか若葉沙頼が隣に来ていた。
彼女の存在に気づかない程思い詰めていたらしい。








「そんなに心配しなくても大丈夫よ……多分」







そう言って柔らかく微笑む彼女。
流石に優姫と親友でルームメイトなだけあり、随分落ち着いている。








──が、







その最後の"多分"は何なんだ!?










「僕としては是非ともその根拠を知りたいね」

「あの人達は二人でちょうどいいのよ」








あの人達──?








首を傾げる影山。
すると沙頼はゆっくりとドアの方を指差す。




そこにいたのは──




「黒主くん…と錐生くん!?」





風紀委員であり、今日の悩みの種である二人。








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